

役者をやってるけど売れてない…。どうすれば良いんだろう。このままいくとどうなるのかもわからなくて不安だな。何か解決策はないかな。
今回はこのようなお悩みにお答えします。

売れない役者を10年続けてきた田中が、実際に自分で体験した事を踏まえて、役者人生を好転させる為に必要な事について調べてみました!
・売れない役者の原因と特徴
・役者人生を好転させる方法
役者と一言でいってもバイト生活がメインでほぼフリーター同然の役者もいれば、芝居だけで生活ができるような役者まで様々ですよね。
一花咲かせようと思って上京したものの、なかなか目が出ず「役者としてどうしていけばいいかわからない」という方も少なく無いのではないでしょうか。
事務所に入っていても積極的にマネージメントしてくれるところも少なく、ほとんどの役者が自分のコネやオーディションで仕事を取ってきているのが現状です。
そんなほぼフリーの役者がおちいりやすい末路は案外限られているんです。
売れずに志が無い役者にはどんな末路が待っているのか、また、役者人生を好転させる為に必要な事は何なのか徹底的に調べてみました。
誰でもわかるように解説していきますので参考にしてみて下さい!

少しでも行き詰まっているなと感じていたら読み進めてみて下さいね!
不安な人はチェック!「売れる役者」という目標のかかげ方は正しいの?

あなたはなぜ役者として売れたいのですか?
安心して下さい。
この質問に明確に答えられる人の方が少ないです。
この記事を読んでいる人には、駆け出しの役者もいればこれから役者を目指そうと思っているという方もいると思います。
僕と同じで長年やっているけど中々目が出ない、という方もいるでしょう。
芸歴はバラバラですが、意外と「なぜ役者として売れたいのか」という質問にすぐ答えられる人が少ないんです。
正直、すぐ答えられたからと言ってどうという事はありませんが、役者人生を好転させていく上で先ほどの質問は大切になってきます。
わかりづらいという方は『夢=役者』のように夢を職業で考えるのではなく、『夢=どんな生活』かを考えてみるとイメージがしやすいですよ!
自分の目指す生活を明確にしてみよう
『売れる役者になりたい』という目標は、想像しづらく、わかりづらい目標。
「売れる役者」と言っても売れ方や生活の仕方は人それぞれですし、主役として沢山作品に出たいのか、名脇役として沢山の作品を支えていきたいのかなど役者の売れ方は多くの方法があります。
言ってしまえば『売れる役者になりたい』という夢の設定は、『将来は社長になりたい!』『将来の夢はお嫁さんなの!』と言っているのと同じレベルなんです。
なので具体的に自分がどんな役者を目指していて、どんな生活を送っていきたいのかという事を明確にする事が大事ですよ!
「どれだけのギャラを貰えば理想の生活ができるのか」、「そもそも売れなくても良いから役者という仕事をずっとやっていきたい」など自分の生活を基準として具体的に考えられるようになります。
まずは、自分が送りたい生活を明確にして、わかりやすく想像しやすい目標を作りましょう。
自分がどんな役者になりたいのかを考えてみよう
自分の芝居のスタイルや、役の作り方の傾向を具体的に話せるようになりましょう。
自分の強みや弱さをわかっていないと、芝居をしていく上で何が魅力的でどこが足りないのかということがわからなくなっていきます。
とにかく尖ろうとか、目立とうという勢いは良いのですが闇雲にやってみても、それが自分のやりたい事じゃなかったら長くは続かないですよね。
アーティストやクリエイターによくある落とし穴がこれです。
自分の芝居のスタイルや外見の傾向などを知ることで
・売れている役者の誰と系統が似ているのか
・身近な人で自分より実力があると言われている人とは何が違うのか
など、より具体的に目指すべきところを知ることが出来ます。
役者だけをやっていると難しい課題ですが、論理的に分析できる力というのはどこの業界でも必須な力になので頑張りましょう!
売れない役者の末路とは

ここからは上記のような目標設定が出来ておらず、ただバクゼンと役者を続けてしまった人がたどり着く『売れない役者の末路』を紹介していきます。
芸能界というのは目が出づらい業界なので、「このまま売れなければどうなってしまうんだろう」と不安になってしまう事も多いですよね。
いわゆる売れない役者の末路というのは世間一般で言われている残念な生活の事を指します。
その具体的な例を紹介していきます。
①ズルズルと同じ生活を続けている
一番よくあるのがこのパターン。
シフトの都合が付きやすいバイトをしながら小劇場でたまに芝居をしながら生活しているというタイプです。
※小劇場での芝居を悪く言っているつもりはありません。むしろ、僕は小劇場での芝居の方が好き!
このタイプの人は「もちろん売れたいと思ってる。」「売れたらいいけどね。」と言いつつあまり行動しない人が多いです。
今までのコネを使って小劇場での芝居をするのが普通になっている人がほとんどなので、自分から挑戦する事が極端に少なくなっている傾向があります。
基本的に【挑戦の数=チャンス】なのですが、「誰かがチャンスをもってきてくれる」という思考の人が多いようですね。
他人依存なので、行動が変わらず生活自体も大きな変化がないというタイプです。
②愚痴っぽくなり自分から行動しない
変化が無いと刺激が無くなってくるので、どんどん思考も衰えていきます。
この状態になると言葉は悪いですが、いわゆる「老害」と言われるタイプの思考になってくるので注意が必要です。
これはご高齢の人に対してだけ使われるモノではなく、固定観念が強すぎて間違った行動を正そうとしなくなります。
「今までやってきた自分の行動は間違いじゃない!」と肯定したいのが人間ですよね。
ですが、自分の間違いを間違いだったと受け入れる事が、自分を変えていく為に必要なんです。
停滞し続けるのか、変化(進化)し続けるのかを自らで選んでいく強さを身に付ける必要がありますね!
③就職が出来なくなる
ここからは具体的な内容になってきます。
スキルが身に付かないようなバイト(飲食店・ガテン系の下っ端など)をし続けていると、資格も無いので歳を重ねるごとに就職するのが困難になっていきます。
更に、売れない役者にありがちなのが「俺は将来役者として食っていくから大丈夫」と高をくくって、バイトを適当にやってしまうということ。
これをやってしまうと、当然周りからの評価は悪くなり、そのバイト先で就職するという事も難しくなっていきます。
ついでに言うと、バイト先の仲間や先輩・後輩が舞台の観劇に来てくれる事も無くなってしまうので集客数も伸びませんね…。
④結婚すら出来なくなる可能性も
上記の行動を続けていいくとどんどん悲惨な状況になっていくのがわかりますね。
同じ行動しかしないので、出会いも必然的に少なくなりますし、良い人に出会えたとしても安心して結婚出来る状態ではありません。
「それでも結婚したい!」と言ってくれる人がいれば良いですが、現実はそんなに甘くはないのは皆さんもご存知の通り…。
家庭を持ちたいという人は、万が一に備えて就職に有利な資格を取るのも一つの手ですよ!
売れない役者の特徴

ここからは、具体的な『売れない役者の特徴』を紹介していきたいと思います。
主な特徴はこちら
・行動力が無い
・チケットが売れない(集客が出来ない)
この2つが大きな特徴です。
-行動力が無い-
・新しい人脈と出会えない
・自分の得意な事がわからない
・オーディションに行く機会が少ない
-チケットが売れない-
・集客が出来ないので仕事が振られづらい
・大きい舞台や、映画などにキャスティングされづらい
二つの要因が重なり合っている人が大半で、どちらかが出来ていないという人は少ないイメージ。
そもそも、「役者」という仕事が「集客をしてお金を稼ぐ」という事だとわかっていない人も多いですね。
「俺は俺の道をいくんだ!」と思っている人もいますが、こういう人こそあまり芝居が上手くないのが世の常です。
芝居が上手ければファンがつきやすく集客に繋がりますが、「芝居が上手い」という段階がクリア出来ていないので集客も伸びないというのが現実。
そして大前提として、駆け出しの時こそ芝居が上手くても集客には繋がりにくいです。
同じ舞台に立っている者同士、大きな差が無いのがほとんどです。
まずは地道にコミュニティを増やして、1人1人出演舞台や映画に呼べるように頑張っていきましょう。

そこからファンになってくれる人の方が多いのでコツコツ頑張ろう!
売れない役者の生活と年収

売れない役者の生活は、大半がバイトで成り立っています。
なので年収もバイトの収入のみか、多少前後する人が多いです。
舞台に出るにしても、稽古期間を含めると1つの舞台に1~2ヶ月かかるので、1年に多くて6本前後が限界。
生活費を稼ぐためにバイトをしなければいけないので、ガッツリバイトをする期間を入れると年に2.3本という人が大半ですね。
「舞台のかけもち」という事をしている人もいますが、役者としての経験値が高くて劇団に必要とされている人であれば可能ですが、大半は「他に決まっているなら今回は見送ります。」と言われます。
そう考えると、やはり年に2.3本が限度なのでバイト生活が大半になってしまいます。
年収に関して言えば、『バイトの収入=年収』という人がほとんどで、舞台や映画の売り上げによってプラスになったりマイナスになったりします。
何故マイナスになるかと言うと、ほとんどの駆け出しの役者がチケットバックという制度でギャラを貰っているので『チケットノルマ』が発生するからです。
・チケットノルマとは➤「最低20枚は売ってね」という約束事。
これを下回ると、自分で売り切れなかったチケット代金を支払わなければいけないので収入がマイナスになることがあるのです。
これを回避する為に、周りの人が観に来てくれるようなコミュニケーションをバイト先でも取っていきたいですね。

売れない役者の生活と年収は、バイトで成り立っているので自分に合ったバイト先を見つけるのも大事です。
どうすれば役者人生を好転出来るのか

ここからは役者としての人生を良くするための方法を解説していきます。
これから記載することは役者のみで使用できる事ではなく、あらゆることで成功でするための基礎になる事です。
①興味があることにチャレンジしてみる
②生活を変化させていく
③行動を継続していく
この3つは成功している人なら誰しも行っている事なので、まずは簡単なところからやってみましょう。
それでは1つずつ紹介していきます。
①興味があることにチャレンジしてみる
役者以外の事で興味があることに挑戦していきましょう。
遠回りにみえるかもしれませんが、空いてる時間などに自分が興味のあることにチャレンジすることで、趣味や特技が増えていきます。
最初は誰でも出来る事かもしれませんが、長い目でそれをやり続けていけばマネするのが難しいレベルに到達するんです。
そうすればそれは特技になって、オーディション等にも活かせます。
何でも良いので、自分が続けられそうな事をいくつか見つけて、片っ端からチャレンジしてみましょう。
②生活を変化させていく
人は環境によっていくらでも変化します。
今の環境が肌に合っていないと感じているなら、全力で逃げましょう。
バイト先でも、事務所でも同じです。
特に事務所は会社ごとに色が全然違うので合っていないなと感じだら辞めるのを視野に入れて下さい。
合わない事務所に固執するより、自分に合いそうな場所に移れるように努力をした方が、自分の力を出しやすくなるのは言うまでもないですよね。
環境というのは、生活習慣にも言える事なのです。
少しずつでも良いので自分の理想に近づけるように、生活や環境を変化させていきましょう。
③行動を継続していく
①②で解説した内容を少しずつで良いので継続して習慣化していきましょう。
上記を読んでわかったと思いますが、人生を好転させるには生半可な力では難しいです。
スキルを身に付けるには必ず時間がかかります。
それなら自分が好きだと感じて時間を割いても苦じゃない事の方が良いですよね。
最初は何が好きなのかわからないという人も多いと思います。
実際に行動して体験してからそれを好きになるのが人間の脳の仕組み。
まずは、色々な事にチャレンジして、自分に合ったものを見つけて継続していきましょう。
「売れない役者は辛い」と言われていたのは過去の事?

最後に個人で生きていく為の方法を紹介していきます。
上記で『売れない役者の末路』を紹介していきましたが、今の末路は少しずつ変わってきています。
今はもっと可能性が広がっていて、役者で稼ぐことが出来なくても個人で生活できるくらいお金を稼ぐのが簡単になってきています。
特におススメしているのが
・ライバー
・ブロガー
の2つです。
これらは誰でも簡単に低コストで始められるというのがメリットです。
どちらも短期的に稼ごうと思うとかなり大変だと思いますが、長く継続していけばバイトをしなくても良いくらいの収入源になる見込みがあります。
自分の適正に合った方法で、役者としての人生を模索してみて下さい!
まとめ:売れない役者を卒業する為に原因を知って解決策を見つけ出そう
以上が役者人生を好転させる方法の解説でした。
とにかく行動が出来ないという人が多く、現状維持をしつづける人が多いように感じます。
自分がやりたいと思って役者をやっているのであれば、せっかくの人生思いっきり行動してみてはいかがでしょうか。
まずは環境から変えたいという人は、バイト先から変える事をおすすめします。
今では時給が高いバイトも多く、シフトの融通が利きやすいところも多いですよ!
あなたの役者としての人生がより良いものになる為に、参考になれば幸いです。