役者になるには

あなたも間違ってる?【何故という問いかけはNG】

こんばんは田中です。何を目指してるんですか?って人の心配してる暇あったら自分の事磨け。と思った今日この頃。笑
このブログを見て下さってる皆さんは着実に成長しているので大丈夫だと思います。笑

さて、前回の記事で陥りがちな「間違った内省ないせい」の仕方を学んでいきました。前回のまとめはこんな感じ。

前回の大まかなまとめ
・陥りがちな内省の仕方を理解して改善する
・あらゆる可能性が自己の中にあるという事を理解したうえで、効果的に内省を行う


今回はほとんどの人が行っている、間違った自分への質問についてまとめました。
この記事を読むことで、自分に対して何故と質問するのがダメな理由、どのような質問が自身を前進させる質問になるのかを学べるので普段自分の行動に対して悩んだり考えたりする機会が多い方は生産的に考える事が出来るようになります。

私たちは『何故』を考える

「理性のある動物、人間とは、まことに都合のいいものである。したいと思うことなら、何にだって理由を見つけることも、理屈をつけることもできるのだから。」

フランクリン自伝」67項

Ben Franklin Original Portrait

今回の記事の内容をそのまま表してくれている言葉が上記のフランクリンの言葉。

突然ですが質問です。好きな漫画やアニメはありますか?


それは何故ですか??


と、聞くと最初は戸惑いますよね。考えていくうちに「キャラクターが素敵で」とか「話が素晴らしくて」とか出てくると思います。

では、今出てきた好きな理由は本当に思っている事ですか?


と聞いたらどうでしょうか?おそらく、「もちろん」とみんな答えますよね。
ですが「その理由は間違っている可能性がある」のです。

どうゆう事?と思いますよね。
多くの人は自分の思考、感情、行動について自分が一番よくわかっていると思っていますが我々は自分を見誤ることが本当によくあります。

先ほど好きな漫画について「何故好きなのか」という質問をしました。自分を見誤る事がよくあるという原因こそが「何故」かを考えたからなのです。

私たちは自分の行動の原因に盲目だった

キャピラノ・リバー・リージョナル・パーク

私たちは、いかに自分の行動の原因についてわかっていないかを表している心理学の有名な研究があります。

1970年に心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンはカナダのバンクーバーにあるキャピラノ・リバー・リージョナル・パークという公園で実験を行いました。(上記の広大な公園の写真)この公園には二つの橋があります。

それぞれの橋の渡り切った地点に魅力的な女性を立たせました。皆さんは好みの女性や芸能人を想像してください。(私は広瀬すず派です)
その女性(広瀬すず)は男性の通行人に声をかけて短い時間話します。そして「もっと話したくなった時の場合に」と言って電話番号を書いたメモを渡すのです。普通だったら怪しいですよね。
この実験は安全な橋危険をを感じる橋を渡った際に、どちらの男性の方が女性に電話をかける割合が多いのかを調査したものになります。

結果としては、有名な心理に「吊り橋効果」というものがありますが、その心理状態にある人、つまり、危険を感じる橋を渡った男性の方が、感情の昂ぶりを女性と結びつけて電話をかける割合が高かったのです。

具体的には電話を掛けた割合は
・安全な橋を渡った男性は12%
・危険を感じる橋を渡った男性は50%

でした。半分もの人が電話を掛けました。。。(皆さんナンパをする時は、なるべく高い位置にあり、よく揺れる橋の渡り切った先でナンパをしましょう)

そしてここからが本題。

電話を掛けた男性に「何故」電話を掛けたのかを質問したんです。
その答えとして「可愛かったから」と答える人が多かったのですが、橋を渡った先に立っていた女性は同一人物のため外見的魅力は変わりません。

だが、12%と50%もの差が出ています。これだと単に「可愛かったから」というコメントだけでは説明にならないんですよね。

「揺れるつり橋を渡っていると自律神経が覚醒するが、鼓動が早くなり、口が乾き、手が汗ばむ、それらの原因を転落死の恐怖と結びつけるのではなく、女性と結びつけたから電話をしました。」
というような自己認識が出来ている人なんてまずいない。だから一番理性的で理論的な説明だと感じた「可愛かったから」というコメントになったのです。それ以上考えることのないままに口にしてしまうのです。

脳は私たちをミスリードする

大切な事実として「何故」と問うとき、つまり、自分の思考、感情、行動について検証する時、私たちの脳は私たちをミスリードすることがあるという事です。一番簡単でもっともらしい答えを探してしまうんです。

例えば、「今家でゴロゴロしているのはコロナので外出自粛要請を出されているから仕方がない事だから。」という具合に。探せば自分の身になる事などが出来るにも関わらず一番楽な答えを見つけて、他の選択肢を見たり探すのを辞めてしまう習性があるんです。(ゴロゴロしているのが悪いと言っているわけではなく、脳のミスリードを容認するなという事)

このようにミスリードしてしまう現象として「確証バイアス」や「親近性効果」が一つの例として挙げられる。

確証バイアス

自分が信じている考えや行動などに対して良い情報ばかり集め、ダメな理由などを無視、又は、集めようとしない傾向の事を言う。

親近性効果

最後に与えた情報が前の情報に影響を及ぼす効果。最後の印象が最も記憶に残るという事。
漫画で例えると、終盤がグダると途端に良作ではなくなる。など。


これらの効果によりミスリードを容認してしまっている可能性があるので気を付けなければいけない。
更に、「何故」と問うことのデメリットを紹介します。

「何故」のデメリット

バスケットボールの専門家を自認している人を対象に行った研究では、学生の全国トーナメントの結果を予想してもらった。

・理由を分析してから優勝チームを予想したグループ
・単に優勝チームを予想したグループ

この二つのグループに分けて研究を行った。
結果、驚くことに、単に予想したグループの方が優勝チームを予想する割合が高かった。

また、精神衛生面に悪影響を与えることもわかっている。
心理学者のJ・グレゴリー・ヒクソンとウィリアム・スワンによる研究では大学生を対象に下記の二つのグループに分け自分に対する分析をしてもらったのだが、驚くほどハッキリとした結果になった。

・何故自分が今のような自分であるのか考えるグループ
・自分がどんな人間であるかを考えるグループ


この参加者の大学生は、学期の初めに「社交性・好感度・人を引き付ける力」に関するテストをしており、「そのテストを基に二人の評価者が参加者それぞれの性格の評価をする」と伝えた。その結果が下記の表である。(実際には評価は全員同じになるようにした。一人の評価者がポジティブな評価をし、もう一人の評価者がネガティブな評価をした。)

 「何故」グループ「どんな」グループ
ネガティブな評価
した時の反応
抵抗を示し、検討もせず自分を正当化した。
評価を否定するための理屈を考え間違っているという理由を探そうとしていた(確証バイアスが働いている)
自分を理解する助けになると思い評価を受け入れた。
情報がネガティブなものであっても、自分について新たな発見が出来る事に対してオープンだった。

まとめ

今回も内容が濃くなってしまいましたがちゃんと伝えられたかなぁ。
次回は「自分に対して有用な質問の仕方」をまとめていきますので今回の内容はしっかり押さえておきたいところ。

・自分に対して「何故」と考えることは控えよう
・「何故」を多用した際に起きるデメリット


が今回の大きな内容。しかし、「何故」が使える場面もあるので知りたい方は次回をお楽しみに!!

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